ふざけた妄想

 この頃、曲の気に入った歌詞から連想を広げて激しく妄想するのが好きだ。創作ではなく、妄想にとどまるのがミソで、結構胡散臭い人生論から恋の歌まで多くの言葉を拾うアンテナを拡げる訓練として楽しんでいる。 気に入った言葉があれば青線でピックアップしておく。聞く曲が、だいたい恋の話か勝負の話か別れの曲かに偏っているのは、生き様もそうやって動いていくと考えてしまっている、という印なのか。もっと視野を広げないといけない。  ある曲から「夏の夜の夢」というワードを拾った。 夏の夜は蒸し暑い。薄い布団一枚も煩わしい。熱帯夜に見る夢は案外心地が悪くてどうにもならぬものだ。そういう夢に限って、僕の経験談ではあるもののの、後味も悪いものなのである。仲のいい旧友と再開したと思ったら、彼にカツアゲされるって夢を見て、起きてから鏡を見たことがある。悪夢。 そうなると、そのような後味の悪い夢の模倣が、納涼の意も込めての怪談へと発展していったのではないだろうか。と考えると、「昔の人が怪談を思いついたときのエッセイ」とか書いてみるのも面白いのかもしれない。全然書く気ないけど。 そもそもこのワードだけ拾って連想したのではあるが、この曲はこんなムードでは一切ない。  またある曲では「ふざけた笑顔」というワードを拾った。 「ふざけた笑顔」を意図的に浮かべるときなんて限られている。人を皮肉るときか嘲笑するときか、それくらいだ。そういう顔を浮かべているヤツが大抵クズであることは間違いない、それはよく知られているが、それでも物語にこういっ…

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